【初心者向け】カメラの使い方 Vol.1 ~撮影モード~

カメラの使い方

導入と前回まで

カメラを片手に生きることで人生の楽しみが10倍になりました♪
同じようにカメラ(以下カメさん)を手にして人生が豊かになる人が増えると嬉しく思い、自分なりにカメさんとの付き合い方を書いていこうと思います。

カメさんとお付き合いするには、カメさんのことをちゃんと理解する必要がありますね。
一癖あるので慣れるまでは気難しく感じるかもしれません(笑)
が、分かるととっても付き合いやすいと思います^^

カメさんやレンズを購入前の方は「選び方」の記事もご覧ください。

カメラの撮影モードについて

カメさんは一般的に5つのモードがあります。

Sony a7RIVのモードダイヤル。左のLeica M10-Rにはモードダイヤルはなく、シャッタースピードのダイヤルが付いています。

5つの撮影モード

  • Autoモード
  • Pモード
  • Aモード
  • Sモード
  • Mモード

Autoモード

Autoモードは、フルオートのモードになります。
「全て」カメさんが決めてくれるので、何も考えずにシャッターを押すだけで写真が撮れます。

では「全て」とは何でしょうか?

写真は設定によって色々と変えることができます。
例えば・・・

  • 写真の明るさ
  • 写真の色
  • ピントの合う範囲や背景のボケ加減(絞り)
  • 被写体の動き(シャッタースピード)

Autoモードではこれらを全てカメさんが決めてくれるわけです。

楽ではあるんですけど、物足りないものも確か。

旅行で言えば、旅先も、レストランも、宿も、移動方法も全てカメさんにお任せしてる感じです。
あそこ行ったらあれ食べたいとか、あれを観たいとか、自分の希望もありますよね!

何もわからない方はこれでもOKですが、少しでもカメさんのことが分かると使わなくなると思います。ちなみに私も勉強を始めるまではAutoでずっと撮っていました。
「なんでこうなっちゃうんだろう?」というシーンが度々登場したのを思い出します。逆光で撮ると顔が真っ暗になりました。

Pモード

Pモードは、プログラムオートのことで、Autoモードのうち、次の2つをカメさんが決めてくれます。

  • ピントの合う範囲やボケ加減(絞り)
  • 被写体の動き(シャッタースピード)

なので、人物にピントを合わせると背景がボケたり、風景にピントを合わせると全体にピントが合うように自動的にカメさんが判断して設定してくれます。

一方、次の2つは自分で設定して変えることができます。

  • 写真の明るさ
  • 写真の色

なので、もう少し明るく撮りたいとか暗く撮りたいとか、夕方なのでもう少し黄色くしたいとか、基本はカメさんにお任せしつつも、少しだけ自分の好みを追加できるのがPモードです。

旅行で言えば、旅先と移動はカメさんに決めて貰って、レストランと宿は自分で決めるような感じです^^ 食べたいものと泊まる場所を選べるだけでも旅の充実度が増しますね!

Aモード/Avモード

Aモードは、Aperture(絞り)優先のオートモードのことです。
Aperture Value(絞りの値)としてAvモードと書くこともあります。

「Aperture(絞り)」と専門用語を聞くと、いきなりちょっと難しく感じてしまいますね。

このモードは、被写体の動き(シャッタースピード)をカメさんが決めてくれるモードになります。
なので、次の3つは自分で決めることができます。

  • 写真の明るさ
  • 写真の色
  • ピントの合う範囲やボケ加減(絞り)

使い勝手がとても良いので、メインで利用している方が一番多いモードだと思います。
私もよく使うモードです。

旅行で言えば、レストランと宿に加え、旅先も自分で選べる感じです。移動はカメさんに任せてあるので、良いところ取りで楽な気がしますよね♪

絞りはとっても大事な要素なので、ご興味のある方は次の記事もご覧下さい↓

Sモード(Tvモード)

Sモードはシャッタースピード優先のオートモードのことです。
Time Value(時間の値)としてTvモードと書くこともあります。

このモードは、ピントの合う範囲やボケ加減(絞り)をカメさんが決めてくれるモードになります。なので、次の3つは自分で決めることができます。

  • 写真の明るさ
  • 写真の色
  • 被写体の動き(シャッタースピード)

被写体の動き(シャッタースピード)を自分で決められるので、走り回っているスポーツ選手や水滴が落ちる「瞬間を切り取ったり速いシャッタースピード、振った手や車のライトが「残像を残して線を描く(遅いシャッタースピード)」ような写真を撮ることもできます。

旅行で言えば、レストランと宿に加え、移動も自分で選べる感じです。旅先はカメさん任せにはなりますが、「あっという間の新幹線」や「ゆっくりのんびりな寝台列車」など、移動の楽しみも旅の醍醐味ですよね。

シャッタースピードも大事な要素なので、こちらもまた詳しく説明していきたいと思います。

Mモード

Mモードは、マニュアルモード。
全てを自分でコントロールできる、面倒であり、楽しいモードです。

  • 写真の明るさ
  • 写真の色
  • ピントの合う範囲やボケ加減(絞り)
  • 被写体の動き(シャッタースピード)

その他すべてを自分でコントロールできるので、自分の思い通りの表現をすることができます!
一方、設定するまでに時間がかかるので、一瞬のシャッターチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。私はカメさんを首から下げて歩いてる時も、その状況に適した設定に事前に合わせるようにしてます。

旅行で言えば、旅先、移動、レストラン、宿と全て自分で決めて行く感じです。少し大変ですが、思いのまま自由に過ごすことができますよね♪

慣れてしまうと便利なので、私の場合はMモードとAモードを状況によって使い分けて使っています。シャッタースピードをコントロールしたい場合は、SモードではなくMモードをにしてしまいますね。

カメラの撮影モードのまとめ

カメラには一般的に5つのモードがあります。

  • Autoモード・・・全てカメさんにお任せ
  • Pモード・・・明るさ・色を自分で設定できる
  • Aモード・・・明るさ・色に加えてピントの合う範囲やボケ加減(絞り)も自分で設定できる
  • Sモード・・・明るさ・色に加えて被写体の動き(シャッタースピード)も自分で設定できる
  • Mモード・・・全て自分で設定できる

買ったばかりのうちはAutoモードやPモードが便利ですが、Aモード、Sモード、Mモードを使いこなせるようになると撮影がますます楽しくなると思います♪

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