【初心者向け】レンズの選び方 Vol.5 ~AF?MF?フォーカスについて~

レンズの選び方

前回まで

【初心者向け】の「カメラの選び方」について5回に渡って書かせて頂きました。
【初心者向け】の「レンズの選び方」としては「レンズの焦点距離」、「ズームレンズと単焦点レンズ」、「絞り/F値」、「レンズ表記とレンズマウント」について書きました。何のことだか分からない方はこちらもご覧ください。

フォーカスとは?

写真を撮影するときに、当然ですがピントを合わせる必要があります。
スマホの場合は画面をタッチして、皆さんピントを合わせていると思います。

このピント合わせですが、ピントはレンズを前後に動かして調整をしています。

MFレンズ

フィルムカメラの時代の主流はMFレンズになります。
MFとはManual Focus(マニュアル フォーカス)のことで、手動でピントを合わせる必要があります。

Leica M10-R + Leica Summilux-M 50mm(MF)

私が愛用しているライカのレンズはこのマニュアルフォーカスのレンズになります。
オレンジの文字(∞、25、10、6、5・・・)のギザギザのリングを回すことで、レンズの一部前後に動かしてピントを合わせます。

白字の1.4、2、2.8・・・のギザギザのリングはピントリングで、こちらを回すことで絞り羽根を開けたり絞ったりすることができます。

AFレンズ

現代の主流は間違いなくAFレンズです。
AFとはAuto Focus(オート フォーカス)のことで、自動でピントを合わせてくれます。

Sony a7RIV + Sigma 28-70 F2.8 Contemporary(AF)

上の写真のズームレンズはオートフォーカスのレンズになります。
シャッターを半押しすると、レンズ内のモーターがレンズを前後に動かして自動でピントを合わせてくれます。

ただ、AFレンズでも「MFモード」があるレンズもあります。
上の写真のズームレンズですと、カメさん側でMFモードに切り替えて、ピントリング(手前のギザギザのリング)を回すことでマニュアルでのピント合わせを行うことができます。

ピントリングがないAFレンズはマニュアルでのピント合わせができないので、オートフォーカスだけになります。

SEL70200G

レンズによっては写真のようにAFモード/MFモードを切り替えるスイッチがあります。
AFならシャッター半押しで自動でのピント合わせ、MFなら手動でピントリングを回してのピント合わせとなります。

ちなみに、AFレンズはモーターを内蔵して自動でピントを合わせる機構を搭載しているので、MFレンズに比べて大きく重くなりがちです。

AFとMFの使い分け

AFは動く被写体でも自動でピントを合わせくれますし、MFならじっくりとピンポイントにピントを合わせることができます。AFの方が簡単ですが、自分が合わせたいポイント以外にピントが合ってしまうこともあるので、私はマニュアルフォーカスの方が好きです。

例えば、木の前に人が立っている場面で「人」を撮る場合はAFで問題ないでしょう。最近のカメさんなら人物の瞳に自動でピントを合わせてくれます。一方、人ではなく「木」にピントを合わせたい場合は少し工夫が必要です。

スマホのように画面をタッチした位置にピントを合わせられる機種もあるので、各々で好みのピントの合わせ方を考えていくと良いと思います。

「AFは便利ですが、必ずしもMFよりAFの方が優れているわけではない」ということは、覚えておいてください^^

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