ひがし茶屋街をあとにして、歩いて数分の大樋美術館へ。
1666年。金沢での茶道普及のため、裏千家の4代仙叟宗室(せんそうそうしつ)が加賀藩の前田家に招かれました。それに同道した、樂家の4代一入の高弟である長左衞門が、金沢郊外の大樋村の土を使って作陶を始めたのが大樋焼の始まりとのことです。樂焼唯一の脇窯としての手法と、トレードマークの飴色の釉薬が相まって、渋いながらも艶っぽい、大人な茶碗だと感じます。
大樋美術館は撮影NGでしたので、21世紀美術館近くの中村記念美術館で撮影OKだったものをご紹介致します。渦紋をいくつか拝見しましたが、仙叟のお好みだったようです。こちらは江戸時代中期頃の作品です。
こちらは2001年の作なので、現代のものですね。流線形のようなフォルムがモダンな印象です。
大樋美術館では、茶碗以外にも現代アートのようなオブジェ(花瓶?)などもありました。
宇宙的な作品もあり、とても見応えがあったので、ご興味のある方は面白いかと思います!
大樋ギャラリーさんでは、実際に本格的なお道具を購入することもできました。
隈研吾さんらしい縦格子のデザインが美しい空間でした。
呈茶券を購入すると、大樋焼のお茶碗で一服頂戴することもできるようです。
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