【茶道体験】大川優介さん@北鎌倉宝庵(Canon PowerShot V10)

茶道 - Tea Ceremony -

大川優介さん再来訪

YouTube等でもご活躍の新進気鋭な動画クリエーター大川優介さんに、北鎌倉宝庵へ再度来訪頂きました。前回お越し頂いたのは2020年8月。コロナで打撃を受けた日本の魅力を世界に発信するプロジェクト”Cinematic Japan“における茶道シーン(6分23秒~)の撮影でした。

茶道への興味も深まったということで、今回はより本格的な茶道の体験をして頂きました。LA滞在等で海外のクリエイターとの交流が増えていることも影響しているのかもしれません。

最近ではイメージングブランド”kyu“を設立され、今後はカメラを開発・販売されていくとのことです。尖ったアイテムが出てくるのが楽しみですね。

Canon PowerShot V10

今回は茶道体験をメインに、先日発表されたCanon PowerShot V10のプロモーション映像の制作も兼ねて、Vlog撮影をされていました。

Canon初のVlogカメラで、形状も含め、新しいコンセプトのカメラで興味深いアイテムでした。スタンドが内蔵されているので、さっと置いて撮れるのは便利ですね!

上の写真で大川さんが持たれているのがV10です。

薄茶一服

茶道のフルコース”茶事”の流れに因んで、まずは前回もお出ししたスエ亭さんのスエ弁を召し上がっていただきました。スエさんの人柄が現れた、優しく素材を生かしたとっても美味しいご飯です。奇をてらっているわけではないのですが、他では食べられない味なんですよね。今回は特別に盛り盛り仕様にして頂きましたが、皆さん笑顔でペロッと完食されてました。

食事後には薄茶を一服差し上げました。
写真はないので大川さんのVlog映像をお借りします。

体調により茶道のお稽古もしばらくお休みしていたのですが、やはり誰かに一服差し上げられるのは嬉しいですね。茶道に関するお話を交えながら、お茶の飲み方などもご説明させて頂きました。現代作家さんのお道具も、若い世代の方には馴染みやすく、気に入って頂けました。

大川さんの亭主体験

一服召し上がって頂いた後は、母の日が近いこともあって、お母様をお客様に招いたことを想定して、大川さんに亭主体験をして頂きました。

お菓子や茶碗を選び、お花を生け、最後にお茶も点てて頂きました。

「大切な誰かの為に準備をしてお茶を点てる」

亭主の醍醐味、引いてはお茶の醍醐味だと思っているので、実践的な茶道として最も体感して頂きたかった部分です。

お花も色々と選んで頂いたのですが、咲き誇るお花ではなく、伸び出しそうな新芽(写真の左上)をテーマとして取り上げられたのが印象的でした。椿の蕾など、茶花としては「これから咲く」生命力を大切に生けるので、茶心を感じられる瞬間でした。

夢窓庵でお点前

一式ご準備頂いて、折角なので離れの小間”夢窓庵(むそうあん)”で一服点てて頂きました。夢窓庵は京都の高台寺にある遺芳庵(いほうあん)の写しで、一畳台目(一畳+3/4畳)のお茶室です。かの有名な利休さんの待庵が二畳敷なので、まさに極小空間です。

遺芳庵は吉野太夫を偲んで作られたそうで、吉野窓と呼ばれる丸窓、壁面の四角、屋根の三角で構成される興味深いデザインになっています。こちらは宝庵になりますが、上の写真で伝わりますでしょうか?

お母様のために生けたお花。選んだ躑躅(ツツジ)の練り切り。
そして伊藤千穂さんのお茶碗で一服点てて頂きました。
手首の使い方がリラックスしていて、薄茶を難なく点てられてました。
私はどうもついつい力が入ってしまうんですよね。

体験を終えて

気心の知れた仲間と、大川さんお気に入りの夢窓庵での茶道を体験して、自然体で楽しんで頂けたと思います。この時期の宝庵は鶯の大合唱も聞けるので、皆さん隙間時間に縁側で佇んで耳を傾けていらっしゃいました。ここでは雨音も気持ちよいのである意味天気にも恵まれましたね。

雨が降ると緑の彩度も上がるので、絵的にも良いですよね。

そんな一日の茶道体験ですが、大川さんのYouTubeで公開されています。

PowerShot V10が映し出すVlogの世界 | Yusuke Okawa

日本全国を旅する中の一場面として、鎌倉での茶道体験の模様が映っています。
是非ご覧頂けると嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました