【Event】金継ぎと抹茶@Co-coya中山

茶道 - Tea Ceremony -

金継ぎと抹茶

横浜市緑区中山にある職住一体型施設 @cocoya_nakayama さんで、「金継ぎと抹茶」のイベントを開催させて頂きました。金継ぎはお茶友の @atelier_fourteen さん。金継ぎをされたお客様には金継ぎ茶碗で一服して頂き、ふらっとお越し頂いた方には呈茶もさせて頂きました。

金継ぎ

「金継ぎ」と言われても、馴染みのない方が多いかもしれませんね。
最近は女性を中心に人気もでてきているようですが、割れた陶器等を漆や金を使って繋ぎ合わせる技術です。

大切なうつわを磨いて、漆を塗って、金で継ぐ。
割れたうつわに金の模様が入り、新しい命が吹き込まれるようです。
「お気に入りのうつわがまた使える」というのはプライスレスな価値ですね。
我が家でも、彼女に金継ぎして頂いたうつわが元気に活躍してくれています。

抹茶

色々とお道具も用意して頂けたので、急遽お点前をさせて頂くことに。
主茶碗は atelier fourteenさんにお借りした金継ぎカフェオレボウル。
見立てでお道具を楽しめるのも茶の湯の魅力ですね♪
抹茶を入れるうつわには、伊藤千穂さんの煌きシリーズの薄器を使わせて頂きました。
こちらの薄器にはいつもお客様に人気ですね。

釜から溢れ出る湯気。
利休さんは釜の湯の煮える音を五つの音に分類されていたそうです。

・湯が沸く直前のミミズが這うような「蚯音(きゅうおん)」
・湯が沸き小さな泡が立ち始める「蟹眼(かいがん)」
・小さな泡が連なる「連珠(れんじゅ)」
・大きな泡が立つ「魚目(ぎょもく)」
・松の間をシュンシュンと風が通り抜けるような「松風(しょうふう)」。

耳をすまして、音の違いを聞き分ける余裕を持ちたいものですね。

色とりどりの上生菓子。
木漏れ日とねこちゃん。
時間のゆったり流れる、のどかなひと時です。

気軽な雰囲気に合わせて着流しでお点前。
テーブルの高さや即席のお道具でお茶を点てると、腕の高さや道具を置く位置など、工夫する必要がでるので勉強になりますね。

カフェオレボウル以外にも金継ぎされたお茶碗をいくつか用意して頂きました。
こちらは茶道をされていた彼女のお母様が使われていた奈良の赤膚焼(あかはだやき)の茶碗。
親から子に引き継がれたうつわが、金継ぎされて、時代を重ねて使っていけるのは嬉しいことですね。

初めての回ではありましたが、素敵なお客様、素敵な関係者の皆様にお茶を楽しんで頂くことができました。茶道を始めると、ついついお稽古が目的化してしまいがちです。

できるだけ機会を作って、多くの方にお茶を一服楽しんで頂けることが個人的には一番うれしいです。金継ぎと抹茶のイベントも、また開催していきたいですね。

写真について

この日はLeica M10-RとSummilux 50mmをメインに撮影しました。
私のお点前の写真は画家の @nahomatsui さんに撮影して頂きました。

最初の画像は、新たに入手したVoigtlander Color-Skopar Vintage Line Aspherical 21mm F3.5 Type1で撮影したものです。解像度も高く、21mmという超広角だけあって、土間から座敷までお部屋を広く写すことができました。180gととても軽量なので、バッグに潜ませて、今後も活躍してくれる一本になりそうです。

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