2022年2月4日 Leica M10-R購入

Leica M10-R ライカ

2022年2月4日(金)
奇遇にも立春の日に初のライカのボディを購入しました♪

始めて購入したレンズ交換式のカメラはオリンパスのPen E-P3。
2011年の秋頃だったように思います。
セブ島に語学留学に行く前に揃えた装備の一つでした。

どうにもこうにも一眼レフのボテッとしたシルエットが好きでなく、フィルムライクでクラシカルな佇まいのPenを選んだ次第です。

Penを使い始めたころはAmebroをしていて、ブログなどで色んな写真を見ている中、目に留まる写真はLeicaのカメラとボディで写されたものでした。

当初はPenのキットレンズを使用していましたが、最初に購入した交換レンズがパナライカのレンズ。ライカと協力関係にあるパナソニックが作っているライカブランドのレンズで、LEICA DG Summilux(ズミルックス) 25mm(フルサイズ換算50mm) F1.4というレンズでした。

(左)Olympus E-P3+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO (右)Sony α7II+Leica Summilux-M 50mm F1.4

かなりの期間、こちらの組み合わせで写真を撮っていましたが、2017年3月に満を持して購入したフルサイズのカメラがSony α7II。そしてこちらと一緒に購入したのが本家ライカのレンズ「Summilux-M 50mm F1.4」でした。

SonyのボディにLeicaのレンズは直接付きませんが、マウントアダプターというものを介して取り付けることができます。色々な指針を下さっている高城剛さんが好んで使っているスタイルなのもあって、私もSony+Leicaという選択をしました。

2020年2月にはLeicaのボディM10-Pの購入を検討していましたが、レンジファインダーの使い心地に違和感があり、結局はSonyの高画素モデル Sony α7RIVに買い替えました。同時にLeica Summicron(ズミクロン)-M F2.0というレンズを購入し、Sony+Leica体制を強化。α7RIVは6100万画素あるので、トリミングの自由度が高く、ズームのできない単焦点レンズにとってはとても便利な組み合わせです(9Kで撮れるので体全体を撮影しても、顔のドアップ画像にすることもできます)。

Sony α7RIV+Leica Summicron-M 35mm F2.0

ということで、不便なく運用しているSony+Leica体制ですが、やはり気になるのがLeicaボディ+Leicaレンズの組み合わせ。Sonyボディで50mmのズミルックスは気にならなかったのですが、35mmのズミクロンの写りはあまり好みではありませんでした。マゼンタが乗るのか、色合いがなんとも微妙。Lightroomで現像して色合いを調整するので、最終的にはどうにかなるのではありますが。

Leica Storeに立ち寄って色々と試させて頂く中で、手持ちのズミクロンをLeicaボディに付けると変な色の癖がでないことを確認。試写する中で段々とレンジファインダーにも慣れてきたので、Leicaのボディが段々と頭から離れなくなってきました・・・。
ライカを買う方は皆同じように言っていますが、購入前は皆さん憑りつかれるようです(笑)

そんな中でライカの最新機種「M11」が2022年1月13日に発表されました。M11は革新的なモデルで、見た目はあまり変わりませんが、使い勝手が今風になりました。特にブラックはアルミ製になり、100g軽量化されているのが大きい変化です。発売後に実際に手に取りましたが、軽さをすぐに実感できました。

Leica M11+Summilux-M 50mm F1.4

最新版の機種はとても魅力的ですが、納期もいつになるか分からず(人気の新しいレンズですと1~2年待ちになっている状況です・・・)、コスト面ももちろんハードル高し。そして何より、これを手にしてしまうと、ひとつ前のM10シリーズを体験できずに終わってしまう予感がありました。

M10シリーズは、ノーマルのM10、静音シャッターとタッチパネルが付いた赤色ロゴなしのM10-P、背面モニターがなくなったフィルムカメラのようなM10-D、M10-Pが高画素になり赤色ロゴの付いたM10-R、そして白黒専用機でカラーの撮れないM10モノクロームと、大きな括りでは5機種があります(他にも限定モデル有り)。

Leica M10-P+Elmarit-M 28mm F2.8

デザイン面で一番好きなのは赤色ロゴのないM10-P。とにかくシンプルで無駄のないデザインが美しいです。個人的にライカは黒樂茶碗のようだと思っているのですが、このM10-Pは長次郎の黒樂のように削ぎ落とされた感じがします。しかしながら2400万画素(6K)。6100万画素(9K)のa7RIVを使っているので少々物足りない感じがありました。

そこで気になり始めたのがM10-R。M11が発売されてもまだ現役で発売されている機種なので、中古でも高く、今まであまり考えていなかった機種でした。こちらは4000万画素あるので8K弱の解像度があり、トリミング耐性も高そうです。

調べてみるとM10-Rは価格も高いのですが、その分下取相場も高いことが分かりました。ライカはロレックスと同じように資産価値が高く、値崩れし辛いのも良い所です。カメラ系のとあるYouTubeで「ライカは実質ただ(無料)だから・・・」と言ったお話もありました。

デジタルのカメラはフィルムと違い電化製品なので、希少モデル以外はどうしても少しずつ値落ちはしていくと思いますが、レンズはレンズ資産というぐらいあって、オールドレンズなどは現在かなり市場が高騰しており、買値より高くなるケースも多いようです。

現在のM10-RとM11の定価の差額は33,000円。。
それであれば待ってもM11を選びたくなるので、マップカメラさんで中古の状況を毎日チェックしていました。カメラ好きのあるあるです(笑)マップカメラの中古は1年保証も付いているので、状態の良さそうなものを選べばそんなに外れることもないかと思います。特にM10-Rは発売からまだ1年半程度ですし。

そうこうしていると丁度マップカメラのLeicaブティック9周年キャンペーンが始まり、ポイントが10倍に!
仮にM10-Rを下取に出してM10-Rを購入した場合の金額が実質1万円程度になりました。
同じようにチェックしていたM10-Pがその後すぐに売れてしまったこともあり、昼休みに思い切ってポチっと押すことに。

Leica M10-R

「新同品」・「美品」・「良品」・「並品」・「難有品」とある中で、「良品」を購入しました。
マップカメラの商品は高画質で撮られていることもあって、実際に届いたものは予想よりも綺麗で安心しました♪付属品のストラップがないのと小傷、それに箱に痛みがあるぐらいで、本体は新品とそれほど変わらない印象です。

Leica M10-R+Summilux-M 50mm F1.4
Leica M10-R+Summilux-M 50mm F1.4

数枚だけ試写してみましたが、同じSummilux 50mmのレンズで撮っても出てくる絵はSonyボディと異なるのが分かります。より立体的でコッテリとした、質感のある描写に感じます。これから使うのがとても楽しみです。

かなり長くなってしまったので、使用感と併せてライカのお話はまた書きたいと思います。
マニアックな話を最後まで読んで下さりありがとうございました。

最後に、現在ライカギャラリー京都で大杉隼平さんの写真展が開催されています。
お近くの方は是非ご覧ください。作品もお人柄もとても素敵です。


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